スーパーマーケットが未だ数少ない時代に、私の父である初代社長は納豆や豆腐といった日用品の行商をしていました。冷蔵庫や冷凍庫も広く普及していない時代、特に夏場においては店先に冷たいものも少なく、地域の方々は常に涼を求めていました。その状況を見かねた父は、地域の方にもっと冷たいものを、もっとおいしいものを食べて笑顔になっていただきたいとの想いから、アイスメーカーと共同でショーケースを準備し、地域の方に無償で冷凍ショーケースを貸し出し、アイスクリーム問屋として昭和42年に図南商事株式会社を始めました。
社名は、父が政宗公の歴史書で見た「図南鵬翼」※という故事に由来します。地域の方を笑顔にーその創業精神は今も「私たちは地元の育む恵みを生かし、笑顔と感謝をお届けします」という企業理念に息づいています。
私たちはジェラートの製造・販売・冷凍商品の流通という仕事を通して、地域の魅力・人の魅力を発信し、この地域に笑顔と幸せをお届けします。
それが私たちの仕事であり、誇りであると考えます。
※図南鵬翼:遠い土地で大きな事業を成し遂げようとする志、計画を意味する故事成語(出典『荘子』(「逍遥遊」)
配送部門では庫内温度-30°Cに保冷された2tトラック8台をフル活用し、宮城県南部から福島県北部中通りを中心に毎日、配送業務を行っております。
地元の生産者が育むたくさんの恵みを採れたて新鮮な状態で仕入れ、素材を最大限に活かすためにひとつひとつ丁寧な手作業で極上のジェラートに仕上げます。
イベント専用の「キッチンカー」で、いつでもどこでも、ナチュリノのジェラートや地域の恵みをお届けします。(完全予約制)
宮城県農業高等学校の牛部が飼育している「奇跡の牛」※の子牛や孫牛から採乳した生乳とずんだ、クリームチーズをブレンドした新食感のジェラートを開発。高校生や大学生の「地元愛・アイディア・想い」が詰まった逸品は「アイスクリーム万博2019」に選考され、全国デビューを果たしました。
※奇跡の牛:東日本大震災の津波から生還した牛
東北芸術工科大学 デザイン工学部 企画構想学科が山形県内におけるSDGs推進の一環として「食品ロスの削減」等、地域課題の解決を目指したジェラート「やまごとサンド」(「月山のブルーベリー」「庄内町の庄内柿」「戸沢村の雪ばなな」の3種)を開発。Natu-Lino名取本店、オンラインショップで販売。
社名 | 図南商事株式会社 |
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会社設立 | 昭和42年3月 |
資本金 | 1000万円 |
本社 |
宮城県名取市飯野坂字南沖93番地の1 TEL.022-302-3125 FAX.022-302-3126 |
福島営業所 |
福島県福島市御山字中屋敷115-1 TEL024-531-3805 |
代表 | 鈴木 知浩 |
従業員 | 30人 |
営業車 | 10台 |
1967(昭和42)年 | 会社設立(3月22日) |
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1989(平成元)年 | 新社屋完成(7月14日) |
1993(平成5)年 | 福島営業所解説(2月1日) |
2011(平成23)年 | 東日本大震災による津波で本社が被災する(3月11日) |
2015(平成27)年 | ジェラテリア「ナチュリノ」名取本店オープン(7月10日) |
2017(平成29)年 |
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2019(令和元)年 |
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2020(令和2)年 |
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2021(令和3)年 |
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